1949-08-02 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第30号
今一々こまかな例を上げることは避けますが、たとえば鈴木磐夫君が前に矢郷炭鉱の委員長であつたと言つておりますが、これはそうでなくて壽炭鉱の委員長であつたということが証人の証言によつて立証されております。私は一、二の例を上げたのでありますが、人間さえも違つておるから、いわんや事実の点になれば非常に間違つておる。これは考査委員会の調査員の行かれた足取りをわれわれが調べたところでも明らかであります。
今一々こまかな例を上げることは避けますが、たとえば鈴木磐夫君が前に矢郷炭鉱の委員長であつたと言つておりますが、これはそうでなくて壽炭鉱の委員長であつたということが証人の証言によつて立証されております。私は一、二の例を上げたのでありますが、人間さえも違つておるから、いわんや事実の点になれば非常に間違つておる。これは考査委員会の調査員の行かれた足取りをわれわれが調べたところでも明らかであります。
その日は夜壽炭鉱の青年会館で講演会がありました。議会報告演説会こういう名前のようでありました。その講演会のあとで矢郷炭坑の者四十名、壽炭鉱の者三名、合計四十三名の集團入党式があつたようであります。それから六月二十二日、この日は町内二、三箇所で街頭演説を行いました。それからその二十二日夜は内町小学校で演説会がありました。その際も三十三名の入党式がありました。
○高木(松)委員 そこでいま一つ、あなたの管内のようだからお尋ねしますが、壽炭鉱、矢郷炭鉄という炭鉱がほかの炭鉱と違つて、どういうわけでこの炭鉱のみが深刻な労働爭議を起し、経営が困難になつて行くのか。その点についてあなたの観察はどうです。
○清野證人 前は壽炭鉱であります。
○本田證人 それは矢郷炭鉱あるいは壽炭鉱、隣縣の茨城縣の高萩炭鉱、これが共産党の指導によつて、労働組合側と経営者側との対立がはげしいということは、私ばかりでなく、地方の人たちもそれらの点について承知しておられることだと思います。
○加藤木證人 壽炭鉱と矢郷炭鉱とそれぞれ同志会を持つておるようで、一緒じやないようです。ただその間に緊密な連繋がとられて、同じ行動をとつておるように見受けております。
共産党が指導している炭鉱は矢郷炭鉱と壽炭鉱ですが、これはわれわれが考えた以上に給與問題が非常に劣惡で、今年の二月からはほとんど給料が欠配している。そうして大部分の人はもうたけのこ生活をしておるのですが、労働者ですからたけのこの皮もないわけです。しかたがないから草をとつて、いわゆるあかざを食べるとか、あるいはすかんぽをとつて來て食べるというようなことをしてまでも生活をしておる。